スタンダードMIDIファイルはシーケンサーのデータの標準規格ですが、GMは音源を標準化するための規格です。
音源モジュールというのはピアノや、ギター、バイオリン、ベース等様々な楽器の音を出せるように作られていますが、それがどの順番で並んでいるかは各社で違っていました。
GMがない時代はシーケンサーでSMFを読み込んで最初にすることが、各トラックの楽器の指定です。これは作り手の音源の番号と自分の音源の番号で楽器の並びが違うために、そのままでは雰囲気が変わったり、ひどいときは騒音のようにでたらめな演奏になってしまうからです。
16トラックのうち4トラックくらいにデータが入っている場合は大体見当がつきます。
ドラム、ベース、ギター、メロディーを指定し直すと何とか聞けるデータにすることが出来ます。しかし、16トラックすべてにデータが入っている場合は製作した人のトラック情報などが無いと無理です。
GM規格の音源が発売されると、数年でほとんどの音源がGM対応になりました。
結果、データの互換性が高まりました。楽器合わせの手間が無くなり、製作した側の楽器と同種類の音で再現することが可能なったわけです。
私は、ヤマハのFB-01という音源を使っていたのですが、GM対応のローランドSC-88と MU-80に買い替えましたし、QY-20を使っていましたが、GM規格の音源を搭載のQY-70に買い換えました。
ボイス数が16ボイス以上のメロディー用ボイス+8ボイス以上のリズム用ボイス
メロディー用に128音色
リズム用に47音色
1〜16チャンネルすべてに対応
各チャンネルで個別の音色を演奏
10チャンネルはリズム用チャンネルとして固定(鍵盤ごとにリズム音色が指定)
MIDIとは
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