ASAO 虹の音色 MIDI

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7 GM2

GMはどのメーカーの音源でも最低限同じような音で再現できる規格として普及してきましたが、一方GSやXG音源はより高度な音楽表現を追及する方向で進化を続けました。

その結果、GM音源での再現力と、GS、XGでの再現力に大きな差がでてきました。
GS、XGの良さを最大限に使用した曲を作るか、それをあきらめてGMでの再現を考慮して最低限の機能で曲を作るか選択を迫られました。

私はネットで曲を発表していましたので、GMレベルでの製作をしていましたが、GMがもっと表現力を向上させてくれないかと思ったものでした。

こういう不満が高まったことで、ついにGMも1999年に上の規格GM2を発表することになったわけです。

GM2での追加 

GMの128音色に、拡張バンクでさらに128音追加され256音色に増えています。
リズムパートに関してはGMはチャンネル10が固定で割り振られていましたが、GM2では
チャンネル10に加え、11もリズムチャンネルとして使用可能です、また10を普通のメロディーとして使えるようにもなりました。ドラムセットは音楽のジャンルにあわせた9種類用意されています。

GMにはなかった、エファクターの定義もリバーブ6タイプ、コーラス6タイプときめられました。他にも色々あるようですが、よりGS、XGに近い表現が可能になったということです。

MP3の普及

ところが、同じ時期 音楽製作はカラオケのみ作成するDTMからボーカルや生楽器の録音編集も可能なDAW(Digital Audio Workstation デジタルオーディオワークステーション)へ進化していました。
また、 ブロードバンドなどの高速通信の普及はネット上で動画さえも再生可能な環境を作り出しました。
そうなると、音楽の発表形式もMIDIからMP3に変わっていくことになります。その結果MIDIからMP3での発表に切り替えるサイトが増えてきました。

ハード音源の衰退

ある時期を境に、DTM用の音源などの新製品が発売されなくなります。 色々な原因はあると思うのですが、同じ時期、私も音楽から離れていたため、楽器の多くを処分してしまいました。場所を取るシンセサイザーや、電子ピアノ、シーケンサー等は真っ先になくなってしまいました。 ただ、QY-700やQY-70、音源モジュールのSC-88とMU-80は現在も所有しています。というわけで、GM2の音源も購入したことはなく、MIDIデータも作ったことはありませんでした。

ソフト音源

最近DAWをやるようになりましたが、無料で音質の良いソフト音源がダウンロードできるので、驚いてしまいました。これではハード音源が売れなくなる訳です。

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MIDIとは
1 MIDIデータとは何か?
2 MIDIとは何か?
3 スタンダードMIDIファイルとは
4 GM(General MIDI)とは
5 GS音源とは
6 XG音源とは
7 GM2とは


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